クローン病第2世代

1999年にクローン病と診断されました。手術記、闘病記など綴っていきます。

2018年手術記3(術後2日目~3日目)

さらっとまとめようとしても、やはり事が事だけに、つい長くなってしまいます。

術後日が経つほど書くことは少なくなると思いますが、さてさて。。

  

術後2日目

鼻の管を抜いてもらい、少し身軽になりました。

本当は尿道カテーテルを抜いてほしいのですが、これは硬膜外麻酔が切れるのとセットで抜くとのことで、まだおあずけ。

 

今回の手術では、術後1日目から水のような便が出始め、2日目には、下痢にそれなりに悩まされました。

狭窄が解消されて一気に出てきたようですが、ふつう手術の後って、がんばってお腹を動かして便とガスを出そうとするもので、1日目から勝手に便が出てきたのは初めての経験です。

病状と同じで術後の経過も、人によってだけでなく時によって様々なのですね。

 

下痢といっても最大12回/日程度で、IBD的には全然大したことないのでしょうが、私の場合、これまで何年も便の回数3~4回/日で過ごしていたので、久々の経験です。

リハビリパンツ(大人用おむつ)で過ごしていましたが、この日だけは夜中に貫通してしまい、レンタルパジャマとシーツを汚してしまいました。

 

*余談ですが、こういう恥ずかしいときにお世話になる看護師さんが、だいたい、よりによって病棟の中でも綺麗な方だったりしませんか?

当方は必死ですし、看護師さんも仕事の上にIBD科だから慣れてるわけだし、と頭ではわかっていますが。。

 

 

咳に悩まされる

今さら下痢程度では驚きもしませんが、咳がとても辛かったです。

 

喉に痰がからんでむず痒く、咳がしたいのに、お腹の術創が気になってまともに咳ができない

→蚊の鳴くような、か細い表面的な咳で何とかごまかそうとする

→かえって痰のからみがひどくなり、反射で、思い切り咳が出てしまう

→悶絶

 

オペ翌日に病室に戻った直後、このループで人知れず地獄を見ていました。

2日目以降も、しばしば咳に悩まされることになります。

 

歩いて息が上がると咳も出やすくなるとは思いましたが、この日は土曜日、広い外来ロビーを歩ける機会なので、気にせず歩く。

次の日は硬膜外麻酔が切れるので、それなりに頑張りました。

 

 

術後3日目

朝、予定どおりお世話になった硬膜外麻酔がなくなり、抜いてもらいます。

同時に、鬱陶しいことこの上ない尿道カテーテルも抜いてもらい、残るはドレーン1本と腕の点滴だけで、快適に。

 

しかし、硬膜外麻酔が抜けたことで、昼ころにはしっかり痛みがやって来ます。

クローン病の腹痛とは違い、お腹の中から熱いものを押し付けられているような、焼かれるような感じ。痛みという表現もちょっと違うかもしれません。

 

4年前の手術のときは、この痛みで3日目の夜中に起きてしまい、消灯後のエレベーターホールでパズドラをやるともなくやっていたら、違う病棟の看護師さんを驚かせてしまいました。

 

それでも、腕の点滴からロピオン(痛み止め)を入れてもらうと、そこそこ効いたので、また外来ロビーを歩くことができました。

緊急手術などでロピオンが効かない場合、より強いソセゴン(幻覚作用で有名)や、超強力なアヘンチンキというのもあると聞きますが、私は幸い緊急手術になったことがないので、使ったことがありません。

 

 

飲水許可がおりる

3日目にして、朝の回診で先生から、交渉したわけでもないのに、飲水許可がおりました。

 

驚きです。いくらガスが出ているとはいえ、早くない?

もしかして先生、「こいつ順調だしベテランだし早く帰しても大丈夫だろう」とか思ってない?

 

この予感はあたっていたことが、後に判明します。